新型コロナウイルス感染による体力低下は著しく、高齢者においては日常生活動作に支障をきたす患者様が多いです。症状が落ち着いたら少しずつ呼吸リハビリを行いましょう。また、呼吸リハビリテーションは普段から行っていても問題ありません。いざと言う時のためにおすすめできる呼吸リハビリテーション2選を紹介します。
理学療法ハンドブック:シリーズ9 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
理学療法ハンドブック:シリーズ9 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
おすすめポイント
こちらは、日本理学療法士協会が国民の皆さまの健康に役立つ「ハンドブック」シリーズとして発刊しているものです。
シリーズは1〜11まであります。
新型コロナウイルス感染症と慢性閉塞性肺疾患の病態は違いますが、呼吸リハビリテーションとしては活用することができます。
実際の現場でリハビリテーションを行っている理学療法士が制作しているだけあって実践的で効果的な運動です。
誰でもできる運動なので、普段から気軽に運動を続けることをおすすめします。
出典:日本理学療法士協会:理学療法ハンドブック
その中でも「自宅でできる運動療法」はイラストと解説が分かりやすいので誰でも簡単に取り組むことができます。
出典:日本理学療法士協会:理学療法ハンドブック
出典:日本理学療法士協会:理学療法ハンドブック
出典:日本理学療法士協会:理学療法ハンドブック
申込み方法
日本理学療法士協会は、国民向けに活用する(所属施設やイベントでの配布など)ために、ハンドブックを無料で配布しています。
希望する人は申込フォームからお申込みください(日本理学療法士協会に所属している人のみ)、リハビリテーション科のある施設で無料で配布しています。
※勉強用など個人的に使用する場合は、本ページのPDFをダウンロードして使用してください。
※到着には最長2週間ほどかかるため、到着日は翌々週の月曜以降を指定してください。
申込フォームはこちら
なお、ハンドブックの冊子の注文は日本理学療法士協会に所属している人しかできないことになっていますので、お近くのリハビリテーション科のある施設に問い合わせてください。
ダウンロードは、制限がないようなので誰でも自由にダウンロードすることができます。
独立行政法人環境再生保全機構:COPD(慢性閉塞性肺疾患)患者さんのために呼吸リハビリテーションマニュアル
独立行政法人環境再生保全機構:COPD(慢性閉塞性肺疾患)患者さんのために呼吸リハビリテーションマニュアル
おすすめポイント
こちらは、独立行政法人環境再生保全機構で発行しているパンフレットです。
呼吸リハビリテーションに関しては、1〜7シリーズあります。
- COPDの基礎知識とセルフマネージメント
- 効果的な呼吸方法
- 日常生活の工夫
- 日常生活を考慮した運動療法
- 上手な痰の出し方
- 栄養療法
- 在宅酸素療法と在宅人工呼吸療法
他に、呼吸筋ストレッチ体操(冊子、DVD)があります。
出典:独立行政法人環境再生保全機構:COPDパンフレット
こちらは、呼吸リハビリテーションを総合的に学ぶことができるパンフレットです。
理学療法士協会のパンフレットより詳しく解説されているため、具合の悪い時に理解するのは難しいと思います。
普段の余裕がある時に取り寄せて学習したり運動を実践して身につけることをおすすめします。
特に、痰を出すハフィングという方法は肺炎になってから練習するより普段から練習して身につける方がいざという時に上手にできます。
もし、普段から痰が出る人や痰が出にくい人は練習することをおすすめします。
出典:独立行政法人環境再生保全機構:COPDパンフレット
申し込み方法
独立行政法人環境再生保全機構では、発症の予防、健康回復、また大気環境の改善に関する正しい知識の普及のため、 パンフレット・DVDを制作し、希望者に無料で配布しています。
希望する人は、パンフレットの申込ボタンを押し、部数等を入力後、下部の送付先情報を入力し、送信ボタンを押すことで申込みできます。
パンフレットは、申込みから到着まで2週間以上かかる場合があるようなので余裕を持って申込みする方が良いです。
特に制限はないようですが、1団体につき1パンフレット1ヶ月100部までとなっています。