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【3学会合同呼吸療法認定士】資格取得で変わること、変わらないこと

呼吸療法リハビリ向け

理学療法士として勤務し3学会合同呼吸療法認定士の資格取得し何回か更新しています。後輩や他職種から「呼吸療法認定士の資格取得で何が変わるのですか?」という質問を受けることが多い。2つの論文を参考に資格取得で「変わること、変わらないこと」をまとめました。

論文の紹介(リンクを貼っています)

一和多俊男:呼吸療法認定士,日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌第24巻第1号

鵜澤吉宏ら:3学会合同呼吸療法認定士の現状と今後の課題,日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌第17巻第1号

 

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3学会合同呼吸療法認定士について

どんな資格?

3学会合同呼吸療法認定士とは、「特定非営利活動法人日本胸部外科学会」「一般社団法人日本呼吸器学会」「公益社団法人日本麻酔科学会」が合同で創設した認定資格です。

目的は

臨床工学技士、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士の中で、それぞれの職種において呼吸療法を習熟し、呼吸管理を行う医療チームの構成要員を養成し、かつそのレベルの向上を図ること。

受験資格は

受験資格を得るには、次の1)と2)ともに満たしていることが条件です。

1)次のいずれかの免許および実務経験年数を有する者。

臨床工学技士:2年以上
看護師:2年以上
准看護師:3年以上
理学療法士:2年以上
作業療法士:2年以上

2)申請書類提出日から過去5年以内に、認定委員会が認める学会や講習会などに出席し、12.5点以上を取得している者。

受験資格を得て、認定試験に合格すると認定

受験資格の1)と2)をともに満たして3学会合同呼吸療法認定士の認定試験に合格すれば「3学会合同呼吸療法認定士」に認定されます。

有効期間は5年間、5年ごとに更新が必要

3学会合同呼吸療法認定士の認定証の有効期間は5年間です。
5年毎に更新の手続きが必要になります。

更新の条件は

・5年の間に50点以上を取得(学会、講習会等への出席および論文発表など)
・取得点数の証明書など必要な書類一式を、申請書類受付期間内に認定委員会へ提出

ありがたいことに、他の認定資格に比べるとハードルは低いと思います。

資格取得で変わること

転職するときは有利に

呼吸器リハビリテーション料(1)の施設基準の条件の1つなので、呼吸器リハビリテーション料を算定したい施設にとって必須の人材になります。

・呼吸器リハビリテーションの経験を有する専従の常勤理学療法士1名を含む常勤理学療法士、常勤作業療法士又は常勤言語聴覚士が合わせて2名以上勤務していること。
・経験を有するとは「3学会合同呼吸療法認定士」の資格取得している人がいればOKです。

知識や技術が業務に役立つ

資格取得を通じて得た知識や技術が業務に役立つと感じた人は、約80%(文献より)

自分自身の知識向上
評価・アセスメントができるようになった
スタッフからの質問増加
部内 / 学生教育ができるようになった
他部門とのコミュニケーションができる
包括的な視点となった
呼吸ケア業務増加
他部門の理解ができた
治療効果判定ができる
医師からの問い合わせが増加

資格取得しても変わらないこと

資格取得しても業務に反映されにくい

知識や技術が業務へ反映されにくいと感じた人は、約80%(文献より)

知識・経験が少ない
呼吸ケアに専念できない
他業務が多すぎる
資格の特殊性がない
取得後のフォローがなく知識を忘れる
他部門との呼吸療法の認識のずれがある
職域を越えた業務ができない
呼吸療法業務から離れている
周囲に認定士資格の認識がない
医師の理解がない
他部署とディスカッションがない
院外のネットワークがない
疑問などを相談できない
部内で認定士が 1 人である
上司の理解がない

呼吸療法に携わっていますか?(文献より)

はい53%
いいえ47%

給料や昇格などの優遇は期待できない

勤務先で優遇を受けていますか?” との問い n =9004,複数回答可(文献より)
給与加算 232人(約2.57%)
給与 年俸上昇 34人(約0.37%)
昇任 16人(約0.17%)
※複数回答可としているので、実際の割合はこの%より下がると予想できる。
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